≪コメント≫
液晶テレビやデジタルカメラの需要減等が響き、さらに為替変動の影響も重なり、大鉈をふるう決断を行いました。ソニーは数年間にも1万人規模のリストラを行いましたが、エレクトロニクス部門の収益悪化は回避できなかった形となりました。ソニーは液晶テレビ競争の出遅れや近年の家電不振もあり、エレクトロニクス部門は以前から危ないと言われ続けていましたので、特段驚きというリストラではないでしょう。
正社員8000人・非正規社員8000人以上となる見通しで、生産拠点も1割閉鎖するようです。また、国内拠点も含まれるようなので、ソニーショックが見舞われる地域が間違いなく発生するでしょう。
企業にとってリストラクチャリングは、企業成長、又は維持には必要な策だと考えます。
しかしながら、その影響の広がりまで考慮して断行している企業は無いでしょう。影響とは、もちろんリストラされた社員に対してもそうですが、大手製造メーカーの場合は、大規模な製造現場を持ち、それを閉鎖することによる地域社会への影響が非常に大きいのです。
特に国内の地方都市の場合は、その工場閉鎖による人口減から始まり、関連会社の倒産、法人税収入減による行政サービスの低下、雇用状況悪化等が著しく引き起こされます。
大手製造メーカーは自社の利益追求だけに奔走するのではなく、地域社会を形成している自覚をもって経営して欲しいと思います。『閉鎖してしまえばその後無関係』という発想は許されないでしょう。
人材紹介・転職相談ならキャリア・プラス
【無料】適性診断
転職ならDODAの転職サイト
アパレル・インテリア・コスメ業界の求人・転職サイト
ブログランキングに参加しています。
ご賛同頂けましたら1クリックご協力をお願い致します。


ラベル:NEWS